みなさんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくださり、ありがとうございます。
今日は、私の好きなミュージシャンを紹介します。
叶芽 フウカさんです。
先日、東京都町田市 龍澤山 祥雲寺で行われた寺フェスで、叶芽 フウカさんのライブを見てきました。ライブ当日の写真と、私が思う叶芽 フウカさんの魅力をまとめます。
写真の撮影、アップロードについては叶芽フウカさんご本人と、主催者の方の許可をいただいております。ありがとうございます。
2022年8月3日 追記 叶芽フウカさん ワンマンライブが決定しました!!!
2022年10月26日(水)、下北沢ろくでもない夜にて、叶芽さんの初ワンマンライブが行われるそうです!
詳細は、叶芽さんのTwitterをぜひご覧ください。
先日行われたライブも大好評だった叶芽さんのライブ。初ワンマンの情報ぜひチェックしてみてください。
追記はここまでです。
叶芽さんの紹介に戻ります。
叶芽フウカさん 情報
叶芽 フウカさん。「カナメ フウカ」さんと読みます。
先日、高校を卒業されたばかりの18歳のシンガーソングライターです。
SNSやYou Tubeに動画を投稿したり、配信サイトやライブハウスで歌っています。
自分で作った歌以外にも、カバー曲を歌うこともあります。
個性的なTシャツと、お寿司とラーメンが好きらしいです。
玉城ティナさんや金子理江さんを輩出したオーディション、ミスiD2022ではファイナリストに選出されました。
今回、惜しくも受賞は逃したものの、これをきっかけに叶芽さんの歌がたくさんの人に届くことを祈っています。
叶芽 フウカさん
YouTubeチャンネルはこちら。(音が出ます。ご注意ください。)
Twitterはこちら
Instagramはこちら
叶芽さんは、自作CDを発売しておりライブ会場でのみ購入可能でしたが、ファンからの希望で通販を開始しました。
叶芽 フウカさん CD販売サイトはこちら
アルバム 1枚めタイトル あの子の秘密は歌にて 1000円
アルバム 2枚めタイトル きかないおまもり 700円
アルバム 3枚めタイトル 僕(ら)の絵日記 1100円
WEBメディア Steenzに掲載された時の記事はこちらのツイートからどうぞ。
叶芽さんのパーソナルな部分をたくさん知ることができるインタビューです。
このインタビューの中でもふれられているのが「命系コンテンツ」という言葉。
叶芽さんが曲作りにおいてかかげているテーマです。
「恋愛をテーマにした作品は多いが、人生とか生命をテーマにした曲をたくさん作りたい」とお話されています。そして、もう一つキーとなるのが「とにかく正直に」だそうです。
ここからは私、双六問屋の思う「叶芽さんの魅力」を書いていきます。
歌詞の解釈もあくまで私個人の考察ですが、ぜひお読みください。
叶芽 フウカさんの魅力①歌がいい。
どんな歌にもあう、不思議な魅力を持つ声
叶芽さんの魅力、まずは、声です。
声については、聴いてもらうのが一番いいと思うのでぜひ聴いてみてください。
ささやいても、叫んでも、男性の歌でも、女性の歌でも合う不思議な魅力を持つ声です。叶芽さんのTwitterのプロフィールには「炭酸水みたいな歌声」と書いてあります。
時代は過ぎていく、でもこの瞬間を歌にすることにびびっていない
叶芽さんは、自分でたくさん歌を作っています。
私は彼女が描く言葉が好きです。
ゆっくりでいいんだよ
叶芽 フウカ さんきゅ! アルバム「あの子の秘密は歌にて」収録
君のペースでいいんだよ
(略)
大切じゃなかったら もっと早くに手放していたよ
いつかなんてもう僕は言わないけど
この「さんきゅ!」は、叶芽さんの歌の中では比較的ストレートな歌詞だと思います。
私は最初に配信ライブでこの歌を聴いた時、泣いてしまいました。
私には「なんでもっと早く答えがだせなかったんだろう」、と後悔していることがあるのですが、この歌を聴いて「大切だったからなんだ」と気づき、過去の自分を責めるのはやめました。
叶芽さんの歌は、こういったまっすぐな歌詞もあれば、ユーモアを感じる歌詞も多数あります。
例えば、こちらの「飲みサーに入らないで」
※飲みサーとは、スポーツなどのサークル活動そのものよりも、飲み会がメインとなっているサークルを指す言葉。
クラスの真面目なあの子もいつか
叶芽 フウカ 飲みサーに入らないで アルバム「きかないおまもり」収録
大学に行ったら
クラスの真面目なあの子もいつか
飲みサーに入っちゃうのかな
十代ならではと思える歌詞から始まるこの歌。
そしてこの歌はこう続いていきます。
(この歌詞の部分はCDにしか収録されていないので、ぜひアルバムで聴いてください)
ぼくこんなんじゃやだよ
叶芽 フウカ 飲みサーに入らないで アルバム「きかないおまもり」収録
こんな突然な終わりは嫌だよ
君はせかせか先をあるいていくから
君に気づかれぬようにめちゃくちゃに泣いた
「飲みサー」という現代の若者に使われる言葉を使いながら、
これから人生がまさに変化しようとしている不安感や焦燥感、
それに加え、大人世代には、まさにこれまでに経験してきた人間関係の移り変わりを思い出させてくれます。
会わなくなってしまった友人、一生一緒にいられると思っていたかつての恋人、もう死んでしまって会えないあの人、などいろんな人の顔が頭をよぎります。
そして大人が聴いてこの歌に感動できるのは「たくさんのことを乗り越えて、今一緒にいられる人のありがたさに気づく」からでしょう。
つまり、「飲みサー」という現代語を使いながら、多くの人が普遍的に感じている諸行無常の切なさを見事に歌詞にしているのです。
いつまでも純粋で、そのままでいてほしい。でも人が変わっていくのを止めることができないのはわかりきっています。変わらないで、なんて言えない。
精一杯のその願いを込めた言葉が「飲みサーに入らないで」、ではないかと私は感じました。
私は、叶芽さんの、現代語を歌に入れていくスタイルがとても好きです。
時代が変わっていくことや、色あせてしまうことについてビビっていない、覚悟を感じるから。
「歌」の魅力に「その歌を聴けば当時の思い出が一瞬で蘇る」というのがあると思います。
特に、時代背景がわかるような直接的な言葉が入った歌といえば、
固有名詞にはなりますが、最近だと宇多田ヒカルの「BADモード」
メール無視してネトフリでも観て パジャマのままで
宇多田ヒカル BADモード
ウーバーイーツでなんか頼んで お風呂一緒に入ろうか
アイドルグループ ZOCの「AGE OF ZOC」でしょうか。
ねいばー まとめ デタラメでも かわいいねで「がんばれます」
ZOC AGE OF ZOC
ただ、時代を象徴する言葉が入った曲ってあまり多くはないんですよね。
「時代がわかる言葉を入れると、何年後かに聴いた時古く感じてしまう」ということで避けている人も多いとなにかで読んだ記憶があります。あと「カラオケ映像を作りにくいから避ける」とかもあったような。
どの時代にも歌われるような言葉遣いに収めるのではなく、今この瞬間感じたことをとにかく歌にする。
叶芽さんの覚悟は、アルバム「きかないおまもり」販売サイトに書いてあるメッセージからも読み解くことができます。
生涯着れる服、生涯歌える歌はとてもつよいけど、いまギリで立つために必要なものだってあるはずだ、そんなことを考えながら作った曲達です、すきになってもらえますように
叶芽 フウカ アルバム 「きかないおまもり」 販売サイトより
自分の人生で感じたことを、自分の言葉で歌にしていく。
シンプルですが、歌ってこれがすべてなんですよね、きっと。
※あくまで、叶芽さんの歌や文章を読んだ私の感想です。
叶芽 フウカさんの魅力② ライブがいい
叶芽さんはライブも精力的に行われています。
ライブの情報は叶芽さんのTwitterで更新されています。
叶芽 フウカさんTwitterはこちら
先日行われた寺フェスでは、大人だけではなく子どもたちも盛り上げていました。
「ここにいる子達も、いつか自分がなりたいものとは全然違う夢を押し付けられるかもしれない。でも、好きなものは好きでいてね。それはきっと君たちを救ってくれる」というMCが印象的でした。
その後「フライヤー欲しい人!!」と叶芽さんが聞くと、挙手していた子がいたのできっとメッセージが伝わっていたのでしょう。
忘れられないMC
叶芽さんのライブで忘れられないMCがあります。
去年の11月、高円寺LOFTXで行われたライブ。
彼女の出番はたしか2番めでした。
1番めに出演されたメタル系バンドがとてもパワフルで、ファンも来ていてかなり盛り上がったように記憶しています。
そのバンドの後に、出演された叶芽さんの様子がツイートに残っているのでぜひご覧ください。
扉をうまく開けられない不器用な子が、他の人のことをかっこいいと羨ましがり、でもそこで落ち込むでもすねるのでもなく、自分の音楽をやっていくと高らかに宣言する。その後、出だしをミスりますがそんなこと全く問題ありません。自分の音楽をやっていくと決めているからです。
叶芽さんのライブを見た時に「この人はこの先、泣きながらでも震えながらでも歌を作り続けていくんだろう。」と感じました。
私はこのライブを最前列で見たのですが、涙をこらえるのに必死でした。
その覚悟が、私の胸を打ったんだと思います。
まとめ 今も音楽はずっと奏でられています。ライブに行ってみませんか?
まだまだ、感染症予防対策には気が抜けません。
しかし、やっと東京都ではまん防が解除されました。
コロナ禍で、めっきり元気を失ったと思われたライブハウスですが、しっかりと予防対策をしながら、今日も音楽は奏でられています。
叶芽 フウカさんのライブ、ぜひ皆さんも見に行ってみてください。
Twitterをフォローすると、配信サイト、ツイキャスでのライブも告知されます。
ツイキャスではオリジナル曲の他に、カバーも歌われますし、視聴者のリクエストに応えてくれることもあります。ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか?
今、この瞬間を歌にしつづける18歳、叶芽 フウカさん。
変わり続ける時代の中で、この瞬間を歌にすることに怖さは感じないのでしょうか?
叶芽さんは歌の中で、軽やかにこう答えています。
あなたの聴く音楽がいつか懐メロになる前に 僕ら飛んでいくからさ
叶芽 フウカ こんにちは、私は 「あの子の秘密は歌にて」収録
新宿で行われた路上ライブの様子はこちら(撮影:双六問屋)
原爆の図 丸木美術館でも素晴らしいパフォーマンスを披露されました。(撮影:双六問屋)
このブログで紹介している、私が大好きなミュージシャンの記事はこちらからどうぞ。
このブログでのライブレポートは、主にこちらのカメラ機材を使って撮影しています。
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