皆さんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくださりありがとうございます。
2021年11月3日~11月17日まで行われている、カメラマン 藤里一郎さんと、セクシー女優 夏目響さんの写真展「One Day」を見に行ってきたので、情報と感想を書きます。
500円の入場料がかかりますが損はありません。おすすめです。
One Day 写真展 情報
開催場所である新宿 北村写真機店 による公式サイトは、こちらからどうぞ。
カメラマン藤里一郎さんが運営するYou Tubeチャンネルの人気コンテンツ、「One Day」。
写真を音楽に載せ、スライドショーとしてスマホやパソコンのモニターで見せていく、新しいポートレート動画です。
藤里さんのYou Tubeチャンネルはこちら。
今回の写真展は、その One Day のシリーズ全7作のうち、夏目響さんとの作品を写真に印刷したものが展示されています。予約不要です。
開催場所は東京 新宿にある、新宿 北村写真機店 6F 「Space Lucida」
開催時間は10時00分~21時00分ですが、店舗の営業時間にあわせて変更の可能性があるそうです。
JR新宿駅 東口から徒歩4分。
新宿の紀伊國屋書店のすぐ近くです。
入場は有料で500円です。ちなみに、1000円札で支払う方が多くお釣り切れになりかけて大変だったみたいなので可能な方はお釣りがないように支払うとスタッフの方が喜ばれると思います。
展示会場内の撮影は許可されていません。
ギャラリーはガラス張りで、外からギャラリー全体の撮影をすることは可能です。(望遠レンズで写真をアップにして撮影するのはNG)
撮った写真をネットにアップロードすることも可能とスタッフの方に確認したので、今回ブログにアップしました。
ちなみに、ガラスに落書きみたいに描かれてるイラストがあるんですが、それは展示会場内の夏目さんのポートレートと重なるようになっています。
このアイデア考えた人、誰?めちゃくちゃいいんですけど!可愛い!
あと、ガラスの外からでは見えない所にも写真は展示されていますのでいいなあと思った方はぜひ入場してみてください。
One Day 写真展ならではの感想や想像や妄想
ここからは私の勝手な、自由な、感想と妄想です。
本当に見に行ってよかったです。
写真も音楽も素敵なのでYou Tubeの動画としてのコンテンツもとてもいいです。
ただ、写真の展示だと自分のペースで見ることができ、さらに色んな想像をふくらませることができます。
展示会場の入り口から出口までが、「One Day」、つまり「ある日のこと」になっているのだと思われます。久しぶりに会った恋人とホテルに向かって、食事をしたり、話したり、ベッドを共にしたりして、また部屋を出ていく流れを表現しているのかなと私は思いました。
この、夏目さんの表情がとてもいいんです。入り口の所に展示してある無邪気な表情が、進んで行くにつれてどんどん変わっていく。やっぱり女優さんだからこんなに色んな表情ができるのかな。
本当に自分が夏目さんの恋人になって、そばで見ている気分になります。
私は女性で、性的指向は今のところ異性愛ですが、そんな私でもドキドキしました。
あと、これ、どうしても書きたかったんです。
ホテルの窓から見える飛行機の写真、良すぎ。
私が今回、写真で見てよかったと一番感じたのはこの写真があったからかもしれません。
夏目さんの顔は写っていないのですが、この飛行機の写真があることで本当に自分があのホテルにいるような錯覚に陥ったのかも。
恋人と、ホテルの部屋で過ごした日。
カーテンをあけると空に飛行機が飛んでいるのが見えた。
それは、二人で一緒に見たかもしれない。
もしかしたら、性行為中に私一人だけの目に入った景色かもしれない。
何気ないんだけど、なんだか妙に忘れられない景色ってありませんか。その1日を象徴する景色。
それをあの飛行機に感じました。
飛行機の写真が、自分の目の高さより上に展示されていたからなおさらそう感じたのかもしれません。
こういう風に、一瞬にして想像がぶわーっと広がるのって写真ならではですよね。
あと、これも夏目さんの顔は見えませんが、夏目さんがベッドに入っている写真も好きです。光の感じがすごく好き。旅行に行ってて、出かけたらいいのにベッドに入ってる時の夕方の光。
あと、ホテルのドアののぞき穴を見つめる夏目さんの横顔もきれいだったな。こちらも息を飲んで見つめてしまいました。
言わずもがなですが、夏目さんの写真はどれもきれいだし、キュートです。
この写真の、肌のリアルな質感も好き。
セリフは自分で組み立てられる、1本の映画を見させてもらったような感じ。
色んな想像とか妄想とかができて、私は見に行ってよかったなと思いました。
写真展の感想はここまでです。ぜひ皆さん行ってみてください。
衝撃的なツイート「フィクションに出演しています」
私が夏目さんを知ったきっかけはtwitterです。
リツイートで、夏目さんのツイートが回ってきました。
失礼ながら、このツイートを見るまで夏目さんを存じ上げませんでした。
一連のツイートを見て、衝撃を受けました。
できれば一連の流れのツイートを全て見てもらいたいのですが、夏目さんはセクシー女優の方なので、実際のタイムラインにはヌードに近い画像が表示される場合があります。
苦手な方は、twitterには飛ばず下記の埋め込みツイートをご参照ください。(一部抜粋して埋め込みました)
埋め込みここまで。(もしよかったら一連の流れ、元ツイートを見てみてください)
もう、読んだ時ものすごく衝撃を受けました。
繰り返される「フィクションに出演しています」という言葉。
作り上げた作品だけではなく、SNSを通して垣間見える日常(のようなもの)まで批評される日々。
フィクションとノンフィクションの境界線がとてもあやふやな今の時代。
私は、今の「共感至上主義」を怖いと思っています。
「共感してもらえてなんぼの世界」「いいねの数が評価を表す」「みんながいいものが、いいもの」。
アイドルでさえも、虚像ではなく、日常生活の行いを見せてなお共感を勝ち取らなければいけない時代です。YouTuberがとても人気があるのは、共感至上主義が大きく関係していると考えています。
実際に会ったことはないけど、なんだか友達みたいな気がする。
SNS上でいつもリプしているし、「いいね」もつけてくれるからきっと自分のことは認知してくれている。
有料の作品より、無料のSNSで日常生活をみせることで楽しませてほしい。
こういう考え方で、誰かを応援している人がとても多いように思います。
共感主義の怖い所は、フィクションとノンフィクションの境界線を見えなくすることです。
限られた時間だけ望まれた姿を演じるのではなく、日常生活でも何かの役を演じ続けるなんてとても苦しい。
そして、共感主義のもう一つ怖い所。
それは、推しが共感できないことをした時に、まるで裏切られたような気持ちを抱く人が多いこと。
そこでファンを卒業するのはまだわかるのですが、中には怒りや誹謗中傷に結びつける人もいます。
本来、「推し」と呼ばれる、アーティストやアイドルって何よりも作品で評価されるべきなのにおかしいなとずっと感じていました。
それを一言で表してくれたのが、夏目さんの「フィクションに出演しています」という言葉です。
こんなにストレートに、「フィクションに出演しています」と堂々と宣言してくれた方を、私は他に知りません。
私が夏目さんに興味を持ったのは、このツイートからです。
最後に 写真展は、最高の「フィクション」でした
そして今回写真展を見に行ったわけです。
最高の「フィクション」でした。しかも限りなく「ノンフィクション」に見える「フィクション」!
ここまでの作品をちゃんと作って「フィクションに出演しています」と堂々と言いきれる夏目さんって最高にかっこいいなと思いました。ぐうの音もでない。
もちろん、藤里さんの撮影だからこそ出来上がった作品です。。
ものすごくリアルで、ドキドキして、妄想もかきたてられる。二人の作り上げたフィクション、見に行けてよかったです。
コロナ禍で写真展から足が遠のいていましたが、やっぱり写真が印刷されているのっていいですね。
ぜひ、これを読んでいる皆さんも行ってみてください。
もし見に行ったら、どの写真がお気に入りかコメントくださると嬉しいです。
それではまた。双六問屋でした。
追記:チェキ写真展『ゼロ距離』の感想もブログに書きました
2021年12月18日追記
藤里一郎さんと夏目響さんが再び挑戦した、チェキ写真展「ゼロ距離」を見てきた感想をブログに書きました。ぜひこちらもご覧ください。
開催期間は2021年12月17日~12月26日 ※12月22日(水)は休廊です。
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