【木下龍也書店】短歌の展示と木下さんが選ぶ歌集の販売を見に荻窪Titleへ。 | 双六日録

木下龍也書店【荻窪・Title】に行って、短歌という宇宙が広がっていくのを感じました。

イベント
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皆さんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくださりありがとうございます。

荻窪にて開催中の「木下龍也書店」に行ってきました。
情報と感想をまとめます。

スタッフの方に写真撮影とブログへのアップの許可を頂きました。どうもありがとうございました。

木下龍也さんの短歌に私は背中を押してもらったことがあり、その事はこちらの記事に書きました。
あわせてお読みいただけると嬉しいです。

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2022年9月27日 追記 木下龍也さんが10月2日の情熱大陸にご出演なさるそうです!

木下龍也さん、情熱大陸に出演されるそうです!!!

すごく楽しみですね!!私は録画予約しました!!!
木下さんの第三歌集も楽しみです!!

木下さん第三歌集。「詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you」
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追記はここまでです。
では、木下龍也書店が行われた当時のレポートは下記からはじまります。どうぞごらんください。

木下龍也書店 情報

「木下龍也書店」とは?

「あなたのための短歌集」「天才による凡人のための短歌教室」など多数の著書を持つ、人気の歌人、木下龍也さん。
木下さんと、荻窪の書店「本屋 Title」による特別展示イベントが「木下龍也書店」です。

書店 Title による公式 イベント情報はこちら

おもに3つのコーナーで構成されていました。

・短歌の展示
・木下さんが選んだ歌集の販売
・来場特典コーナー

開催日

開催期間:2022年2月25日(金)~ 2022年3月14日(月)
店休日:毎週水曜、3月1日(火)
営業時間:12:00 ~ 19:30(日曜日は19時まで) 、最終日は17時まで。

場所

本屋 Title
公式 ホームページはこちら

住所: 東京都杉並区桃井1-5-2
最寄り駅: JR荻窪駅 北口から徒歩10分くらい。

荻窪駅の北口を出ます。交番の前を横切り、ブックオフ側へ横断歩道を渡ります。
渡り終えたら、左へずっと歩きます。

そのままひたすら青梅街道を10分ほど歩くと到着です。

バスだと、もっとお店の近くに停留所があるのでTitleさんの公式ホームページをごらんください。

青梅街道をまっすぐ歩いていくと着くので、方向音痴の方でもわかりやすいはず。
(私はものすごい方向音痴ですが、今回は迷わず行けました)

1階が本屋さんとカフェ、2階がイベント会場になっています。
2階へは、自由に昇ってOK。靴も脱がなくて大丈夫です。
階段がけっこう急だったので、苦手な方はお気をつけください。

会場内の様子

会場内は、
・短歌の展示
・木下さんが選んだ歌集の販売
・来場特典コーナー
おもにこの3つのコーナーからできています。

短歌の展示

これが、めちゃくちゃよかった!!
現在開催中なので、ネタバレを防ぐため少しだけ紹介します。全貌はぜひ会場でごらんください。

今回展示されているのは、
木下龍也さん、木下さんとの共著もある岡野大嗣さん、そして木下さんと岡野さんが「ナナロク社 あたらしい歌集選考会」で選出した新人の2名、島楓果さん森口ぽるぽさんの4名で読まれた短歌です。

会場内の壁一面に短歌が飾られています。
プレート状だったり、キャンパスだったり、紙だったり・・・。
短歌は通常「文字」の2次元で表示されるものですが、造形物として3次元で展示されるとまた違った味わいがあります。
岡野さんの短歌がキャンパスのような物に描かれていて、文字のような絵のような不思議な感覚になりました。

私の感想は「ここで眠ってみたい」。四方八方を短歌で囲まれて眠ることができたらどんな夢を見るんだろう。

木下さんが選んだ歌集の販売

「木下龍也書店」という名前通り、木下さんが選んだ歌集がたくさん販売されています。

中にはサイン本も。

(在庫状況は変動すると思いますので、ご確認ください)
サインや、短歌が直筆で書いてありました。どれがいいか実際に手にとって選ぶという行為は、本屋さんで買い物する時ならではの喜びですね。

歌集を買うともらえる購入特典

今回、こちらのイベントで歌集を購入すると特典があります。すべての歌集が対象です。
書店の名前である「タイトル」をテーマに、木下さん、岡野さん、島さん、森口さんが読んだ短歌4首が載っているリーフレットです.
私も、歌集を購入したのでいただきました。

「中の短歌はどうかご内密に。」と書いてあります。
ワクワクしながら読みました。
私は島さんの歌が特に好きです。本好きとしてこう言ってもらえるととても嬉しい短歌でした。

来場特典コーナー

「あなたのための短歌 一首 」お題投函ポストが設置されていました。
来場した人は誰でも投函できます。(一日一題まで)
毎週日曜日締切で、木下さんがお題を一つ選び、イベント終了までに三首を作って展示されるそうです。
私も、だめもとで入れてきました。

木下さんはもともと、「あなたのための一首」を販売していらっしゃいます。
販売ページはこちら
通年販売されているわけではないので、木下さんのTwitterをフォローして情報をチェックするのがおすすめです。
木下龍也さん Twitterはこちら

「木下龍也書店」私の感想

短歌を、目でも心でも楽しむことができました。
私は木下さんの短歌に背中を押してもらったことがあったのですが、その木下さんが選ぶ短歌を知ることができてとても嬉しいです。

自分が好きな作品を作った人が好きなものを紹介してくれると、またその好きの世界が連鎖的に広がりますよね。星のようにたどっていくと、私の「好きの世界」が宇宙のように広がっていくのを感じます。

今回、好きな短歌を色々と見つけられたのですが、その中でもこの歌が特に好きです。

その昔赤ちゃんだった人が赤ちゃんの両手に向けて出すパー

島楓果さん

なんて優しいんだろう。命の輪がピカピカに光って連なっているのを感じます。

あと、買った歌集に入っていたこの歌も好き。

二十年飼ってもなかなか懐かない自分にあげるビーフジャーキー

島楓果さん

買った歌集から、森口ぽるぽさんの好きな歌も。

言いたいことだってあるはずだったしなんで思いだせない泣きそう

森口ぽるぽさん

姿には予定が写りにくいからあなたも突然わたしを殴れる

森口ぽるぽさん

会場に展示してあった短歌とはまた違った趣の短歌が歌集にはたくさん収録されています。
森口さんの短歌は、肌の湿度とか体温を感じられるところが好きです。

私は今回のイベントで初めて島さんと森口さんの短歌を知ったので、本当に行ってよかったです。
島楓果さんと森口ぽるぽさん、歌集も出版されています。

著:森口 ぽるぽ
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最後に 本屋「Title」、とても楽しい本屋さんでした。

木下龍也書店のイベントが素晴らしかったのはもちろんですが、今回初めて伺った本屋さん「Title」がとても好きなお店でした。もともと大手書店チェーン、リブロ池袋本店のマネージャーだった方が独立して開業した本屋さんだそうです。
置いてある本のセレクトがすごく興味深いものばっかり。どれを選んでも面白そう。
もし私が作家だったら、この本棚に並べられたら嬉しいだろうな、と思わせてくれる本屋さんでした。
私が大好きな向田邦子さんの本もたくさん並べられていてなんだか嬉しかったです。
この本屋さんも、私の読書好きとしての宇宙を広げてくれそう。

店主の方ご自身も本を出版されています。

短歌って気に入ったら覚えておけるので、ここぞという時お守りがわりに呟けるところが好きです。
私がいつも心に置いている木下さんの短歌についてこちらに書きましたのでよかったら見てください。

「木下龍也書店」に出かければ、お気に入りの短歌がきっと見つかります。
まだまだ感染対策は必要ですが、その中でも小さな「好き」を見つけていけたらストレスが少しは減るかもしれません。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
それではまた。双六問屋でした。

「あなたのための短歌展の記録」が巻末に収録されています。双六問屋おすすめです。
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