皆さんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくれてありがとうございます。
私がこの夏買ったものの中で一番良かったものを紹介します。
それは、
レコードプレーヤー ION AUDIO Premiere LP(アイオンオーディオ、プレミアエルピー)
です。

かわいいでしょーーー!!!しかも音も良いし、価格も安い。
42.2cm×42.2cmの正方形で、厚みはダストカバー(透明の蓋)入れて10.8cm
ちなみに大きさは、よくある大きいレコードジャケット(12インチ)よりもけっこう大きい。この大きさもいいんですよ、しっかりしてて。チープな感じがない。
本当に本当に買ってよかったのでレビュー書きます。
今、レコードプレーヤー人気だし探してる人多いと思うのですが、これ買っておけば全員幸せになれるのでは?と思います。(あくまで私の感想です・・・)
レコードプレーヤーについては、きちんと、深く、難しい事を書いてあるサイトが多いので、私のサイトでは難しい話なしで書いていきます。
あと、これは初心者さん向けの情報ですが、
①Premiere LPを買ったら、針のところに白いカバーがついているの外してから使います。

②この灰色の丸いやつは、真ん中に大きい穴が空いているレコードに使います。「EPアダプター」とか「7インチアダプター」と呼ばれるものです。



レコードのシングル盤は「EP」「ドーナツ盤」「7インチ」と色んな呼び方がありますが、真ん中に大きい穴が空いているこのタイプを聴く時には固定のためにこのEPアダプターをはめます。
超初心者さん向けの記事です。一緒に見ていきましょう!
レコード楽しいですよ~!
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レコードプレーヤーを選ぶ大きいポイント、私はただ一つ
色んなサイトに、レコードの仕組みといろんなプレーヤーがたくさん紹介されていますが、私の考え方はたった一つ。
それは、
内蔵スピーカーがあるか、ないか、とりあえずこれだけ。
①内蔵スピーカー付き=レコードプレーヤー1台だけで使える。
②内蔵スピーカーなし=レコードプレーヤーはあくまでレコードを回す役目、音を鳴らすためにはスピーカーとか他の機械が必要
私が買ったPremiere LPは①です。同じくION AUDIOで大人気のArchive LPや、Archive LPにダストカバーがついたMax LPもこのタイプです。オールインワン。買ったその日に配線無しで使える。
オーディオはスピーカーや配線を変えて音を変えられるというのも大きな楽しみですし、道を極めたい方は②も楽しいですよね。
私は大きいスピーカーを買うお金も、置く部屋の広さもないのでオールインワンにしました。
Premiere LPにした理由・Premiere LPにできること
ではPremiere LPにした理由を書いていきます。Archive LP、Max LPと機能的にかぶる所はありますがあくまでPremiere LPメインで。
スピーカー付きなので、これ1台で再生できる。
Bluetooth接続で、Bluetoothヘッドホンやスピーカーにレコードの音楽を飛ばせる。
有線接続で、別売りのスピーカーを繋いでレコードの音楽を再生できる。
有線接続で、スマホやウォークマンの音楽を、Premiere LPのスピーカーからだすことができる。
有線接続で、ヘッドホンをつないでレコードの音楽を楽しむことができる。
レコードの音楽をパソコンに取り込めて、それをスマホに転送できる。
ちょっと説明していきますね。

これ1台ですぐ再生できる
もちろんまず第一にこれです。私は聴きたいレコードがすでにあったので、とにかく再生したかったんです。そして、
オールインワンなのに、拡張性もある。これがすごい
では、ここから機能面を詳しくみていきましょう。
家電の接続が苦手、という方にも伝わりやすいように画像でお見せします。
スピーカー内蔵は便利だけど、もしこの先もっと大きいスピーカーにこだわりたくなったら?
Premiere LPはできます。
それは別売りスピーカーと繋げられる端子があるからです。もしオーディオにハマって、スピーカーを別に繋げたいときには有線でも繋げられます。
(背面の写真:スピーカー接続っていうのがコレ。Bluetoothについては後述)
※パワードスピーカーとの接続は注意点があるので公式をご確認ください。
スピーカー接続に 「右」「左」とあるのは、

こういう大きなスピーカーはケーブルを「右」と「左」にそれぞれ接続するようになっているからです。
スマホやウォークマンの音はBluetoothでは繋がりません。ケーブル接続しましょう。簡単ですのでご安心を!
スマホやウォークマンとつないで、Premiere LPから音を出すこともできます。
レコードは鳴らさずにPremiere LPをスピーカーとして使うということです。
スマホやウォークマンの音楽を、Premiere LPにBluetoothで飛ばすことはできません。
スマホやウォークマンなどのヘッドホンの部分にケーブルをさし、もう片側をPremiere LPの裏面「AUX IN」と書いてあるところにさします。
その時使うのが「ヘッドホンケーブル」とか「AUXケーブル」とか言われるもので、両側とも3.5mmのいわゆる一般的なステレオミニプラグです。両端がさせるようになってるやつです。こういう感じ。

このつなぎ方はレコード再生するときよりも、若干音小さめになるので調節しましょう。これ、案外便利でした。スマホでラジコ聞く時でさえ繋げて聴いてます。
Premiere LPの大きな特徴、Bluetooth接続
Premiere LPのBluetoothの仕様は、Version: 3.0 、対応プロファイルはA2DP、AVRCPだそうです。(公式サイトより)
Bluetoothペアリングボタンは前にあります。
Bluetoothに繋げる手順はこんな感じ。
1.Bluetoothスピーカーの電源を入れて、接続待ちの状態にしておく。
2.Premiere LPの電源を入れる
3.Premiere LPのBluetoothボタンを押して離すとペアリング開始。赤と青で点滅し始める。
4.接続されるとPremiere LPのBluetoothボタンが青く点灯する
動画を撮ってみました。
私のスピーカーは8年前に買ったSONY CMT-X5CD、BluetoothはVersion3.0で繋がるのに18秒ほどかかりました。これは環境や機器によって差がでてくると思います。
ちなみに、再生中にBluetoothスピーカーを一時停止しても、Premiere LPはレコードが回っていて、停止はできませんでした。
私自身は、Premiere LPのスピーカーを気に入っているのでBluetoothスピーカーにはあまり繋げずに利用していますが、あると便利ですよね。
Bluetooth接続について注意点を1つ。
Premiere LP側からレコードの音を、Bluetoothでスピーカーに飛ばすこと(送信)はできるが、スマホやウォークマンの音楽をBluetoothでPremiere LPが受け取ること(受信)はできません。スマホやウォークマンは上記のように有線接続になります。
拡張性をまとめてみました。
時間帯によって、スピーカーとヘッドホンを使い分けてもいいですよね。
私は気に入っているヘッドホン(SONY MDR-1R)があるので、静かにしたほうがいい時、ぐっと集中したい時はヘッドホンで聴いています。
ある程度長いケーブルがあった方がいいので、ヘッドホン用の3mの延長コードをPremiere LPにさして使っています。
ケーブルはお手持ちのヘッドホンに合うものを選んでくださいね。

MAX LPではなくPremiere LPを選んだ理由
実は、買い物に行った時は99%MAX LPを買うつもりでした。
MAX LPの横にたまたまPremiere LPを見つけて、一旦お茶しながら30分だけ迷ってすぐPremiere LPを買いに行きました。本当に買ってよかったと思います。
MAX LPも人気があるしいいプレーヤーです。ではなぜ私がPremiere LPを買ったか書いていきます。
スピーカーは大きい方がいい(ような気がする)
私はMAX LPとPremiere LPを聴き比べてはいません。
なので厳密にはどちらがいいかわかりません。ただ私個人の考えとしては見た目がスピーカー大きそうだからこっちの方がいいかなーと思って決めました。
曖昧な選び方ですみません!でも正解だと自分では感じています。
それぞれの公式ページを見ると、Premiere LPのスピーカー出力は2 × 2Wと記載があるのですが、MAX LPについては記載がないんですよね。
実際、Premiere LPのスピーカーはかなりパワーがあります。
広いリビングでもこの内蔵スピーカーだけでいけそうな感じ。もし、このスピーカーでは足りない、もっと迫力を出したい時は外付けスピーカーも使えますし。
私にとってはこのスピーカーで充分です。
ヘッドホンばかり使っていてしばらくスピーカーで音楽を聴いていなかったんですが、やっぱり空気が震えて耳に伝わってくるのってとてもいいです。
特に、レコードのやわらかい音はスピーカーで聴くのにぴったりな気がしています。空気ごとふんわりと包み込んでくれる感じ。迫力あるオーケーストラの時にはビリビリっと伝わって来る感じ。
オートリターン機能付き
オートリターンとは、レコードを再生し終えたら自動で再生をストップしてレコードのアームがアームクリップに戻る機能です。
この機能があると自動でストップしてくれるので、針が摩耗しないし、自分でトーンアームを上げる必要がありません。
寝ながらレコード聴きたい時にすごく便利です。
先程の動画でこちらも写しましたので気になる方はぜひこちらをご覧ください(時間指定していますのでオートリターン機能からみられます)
というわけで、全体的にとーっても気に入っているし、長く使っていくと思います。本当に買ってよかったです。めちゃくちゃ気に入っているのですが、せっかくなので使ってみてわかった、気に入ってない所も紹介します。
気に入ってない所
回転数の切り替え、見にくすぎ
・・・これは気に入っていません!
しょっちゅう切り替えるわけではないのですが、回転数の切り替えの文字が読み辛すぎる・・・。小さくて文字が薄い・・・・
ただ、切り替える時の「カチカチ」感はちゃんとあるので、上から下に数字が増えていく、と覚えておけば手探りでいけるっちゃいけるかもしれません。
ちなみに、レコードの回転数は、レコードジャケットやレコード自体に書いてある、RPMの文字がついた数字です。
ボリュームダイヤルに目盛りがないのでパッと見音量がわからない。
電源ボタンとボリュームダイヤルが一つになっているので、音量がどれくらいかわかりにくいかも?ただ私は今まで困ったことはないですが・・・
プラスチックの質感が気になる人はいるかも?
針がついているトーンアームのプラスチックな感じ気になる方は色違いのブラウンか、amazon限定のブラックの方がいいかも?
ブラックはamazon限定で人とかぶらないのもいいですよね。
気になったのは(といっても回転数の文字以外はあまり気になってもない)これくらいですかね。

まとめ:買ってよかった
本当に気に入っていて毎日使っています。今年の夏、ステイホームが楽しかったのはPremiere LPのおかげでもあります。
そして、安いプレーヤーを選んでよかったことは、そのお金をレコード代にまわせる事です。
特に中古レコードは安い物がたくさんあるし、今まで聴いてこなかったジャンルをどんどん試せるのがすっごく楽しいです。私は人生で初めてクラシック音楽を聴いています。
自分の好きなミュージシャンが出しているレコードを聴くと、今までCDでは感じなかった空気を感じます。
メディアによる音質の違いを図にしてみました。
例えばフルートの演奏を聴いた時。

フルートの「ぴーぴー」という音。
サブスクでも、ちゃんと音は「聴こえます」
CDだと、音の表現がより豊かになるので「伝わってきます」
レコードだと、空気感まで届いてくるので「包まれます」
「※amazon music UNLIMITEDを除く」を除く、とした理由は、 amazon music UNLIMITED はCDよりももっと音質が良い、ハイレゾ音源もサブスクで聴くことができるからです。
詳しくはこちらをどうぞ
それぞれを料理で例えると、
レコード=手作り料理。苦味や酸味もあってさらに味が引き立つ。毎日食べても飽きない。ただし作るのも保存にも手間はかかる。
CD=最高のインスタント食品。深みよりも、誰の口にも合うようにできていて美味しい。管理が楽。
サブスク=サプリ。必要な栄養素を手軽に取ることができる。とにかくたくさん持ち歩ける。
音楽は楽しく聴ければそれが一番です。どれも否定する気はありません。
ただ、レコードは音楽を聴くという行為自体をもっと楽しくしてくれました。不便なのに不思議ですね。もっと音楽が好きになりました。
レコードプレーヤーを買おうか迷っている方、おすすめですよ~

Premiere LPからパソコンに音楽を取り込むソフトウェア、EZ Vinyl / Tape Converterも色々と試してみたのでまた今度まとめたいと思います。
追記 Premiere LPと EZ Vinyl/Tape Converterを使ってパソコンやスマホに転送する方法
Premiere LPとEZ Vinyl/Tape Converterを使う方法はそれぞれ記事にまとめました。
レコードをパソコンに取り込む方法
パソコンに取り込んだレコード音源を、スマホに転送する方法
追記 レコードを安く買う方法
なかなか好きなレコードは安くならず、中古市場でも手が出ませんよね。PayPayを使えば憧れのレコードがとてもオトクに買えます!こちらの記事にまとめたのでぜひご覧ください。
追記 これからレコードを始める方におすすめの本

この本、実際に買って読んでみました。すごくおすすめです。
内容は、本当に「初めての方」向け。
レコードプレーヤーを設置する時の注意点、レコードの再生の仕方(針の置き方)、レコード屋さんでのマナー、レコードのお手入れ方法・・・。
とりあえずこの本を読めば、安心してレコードライフをスタートできると思います。
ただ、紙の書籍は絶版になっているようです。発売元のディスクユニオンのホームページでも新品在庫なしとなっていました。
電子書籍版か、中古でなら読むことができます。

もし質問などありましたらコメントください。
最後に、Premiere LPを買う上で私が参考にさせてもらったYou Tubeのotairecordさんの動画をご紹介します。実際の音も鳴らしていらっしゃいますのでわかりやすいです。
では、また会いましょう!

音楽は人間が言葉で言えないことで、しかも黙ってはいられない事柄を表現する。
ヴィクトル・ユーゴー(詩人・小説家/フランス)


コメント
こんにちは
詳しく書いていただいてありがとうございます。
この投稿を参考にして昨日Premiere LPを買いました。
一個質問ですが、オートリターンの機能はたまに動作していないときありますが(再生終わったら戻らない)、考えられる原因はなんですか。
バユさん、コメントくださりどうもありがとうございます。
こちらの記事を参考にしてくださったとのこと、嬉しいです。こちらこそありがとうございます。
さて、Premiere LPのオートリターンが時々使えないということですね。
せっかくコメントいただいたのですが、残念ながら私には原因がわかりません。
お買い上げになったばかりですし、初期不良の可能性もあると思われますのでメーカー、もしくは販売店に問い合わせなさることをまずはおすすめします。
以前、レコードについて色々調べている時、「レコードが再生終わっても針が止まらず、大切なレコードを傷つけてしまった」という事象を読んだことがあります。
そうなると悲しいので、早めにお問い合わせされることをおすすめします。
ION Audioのサポートページはこちらです。
https://www.inmusicbrands.jp/support/ionaudio/
もしくは、お買い上げになられた店舗やサイトへぜひ一度お問い合わせください。
また、せっかくコメントくださったので他になにかないか少し調べてみました。
ION Audioの公式ページで、Premiere LPのオートリターン機能調整方法についてのPDFが公開されていました。
http://ionaudio.jp/premier-lp/data/PremierLP_AutoReturnAdjustment.pdf
このPDFの中に
・まれにレコードに収録されている時間の長さがオートリターン機構で設定されている位置を超え、再生の途中でオートリターン機能が働いてしまう場合がございますが、以下手順にて調整することが可能です。
・ネジ時計回りに回すと、より内側でオートリターンが作動します。反時計回りに回すと、より外側でオートリターンが作動します。
という文章と画像があります。もしかすると参考になるかもしれません。
ただ、私だったら直接自分でいじるのが怖いし、これで直る保証がないので、やっぱりメーカーか販売店に問い合わせします。
企業によってはゴールデンウィークで休業のところも多いので早めに問い合わせたほうがいいかもしれませんね。
買ったばっかりで問い合わせるの大変だと思うのですが、レコード、これからながーく楽しめるものなので、もしよかったら問い合わせてみてください。
バユさんのレコードライフがより楽しいものになることを祈っています。
コメント、ありがとうございました。
丁寧にご返信いただいて、ありがとうございます。
今日は早速販売店に行って、新しい商品に変えてもらいました。
やはり、おっしゃるとおり、初期不良でした。
これからも引き続き記事を参考にさせていただきます。
よろしくお願いします。
バユさん、コメントありがとうございます!
初期不良でしたか。レコードプレーヤー、持っていくの大変でしたよね、お疲れさまでした。
この間返信を書かせていただいてから「大丈夫だったかな・・・」と思っていたので、結果が聞けてよかったです。
初期不良だった分、レコード運があがっていてなにかこの先いいレコード見つかるかもしれません(^^)
きっと楽しいレコードライフが待っていると思います。お互い、いい音楽に会えますように。
あと、これはレコードとは関係ありませんがお礼を言わせてください。
ブログやYouTubeのコメントで相談をいただいた時(もちろんコメントいただくだけでもすごく嬉しいのですが)、こちらからの返信後に結果を教えていただけることって少ないので、今回教えてもらえてものすごく嬉しかったです。頑張ってブログ続けようって思いました。ありがとうございました。