ただただ氣志團万博の楽しかった思い出を語るブログ、第二弾は、新しい地図(稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾)編。
ちなみに第一弾はこちらです。
新しい地図(稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾)(2019)
もう、伝説のパフォーマンスでしょう。あの場所にいた人たちは一生忘れられないのでは。
でもその前に、まずは氣志團万博にかかせないカラオケの事から語りたい。
氣志團万博では「LIVEDAM STADIUM」というカラオケステージが用意されていて、希望者はここで歌うことができる。(人数制限もあるかもしれない、けっこう待っている方がいた時もあったから)
で、このカラオケステージが楽しい。皆やっぱり自分の推しの歌を歌うから振り付け完璧にしてたり、見てるお客さんも合いの手完璧だったりして、普通のカラオケとはひと味違う。
私は歌ったことはないけど、自分の推しの歌が歌われた時にはめちゃくちゃ踊ったし合いの手も入れてて、ツイッターで「全然知らない方がめちゃくちゃ盛り上がってくれてありがとう」と書かれていた位、楽しい。なんか「この人本当に推しのこと好きなんだろうなー」って伝わってくるのが楽しいんだよね。
そんなカラオケブースで楽しんでいたら、ある女性が新しい地図の「72」を歌った。
私と友人はそれ聴いて「おー!!72いいね!!」って言いながら、歌って踊って楽しんでいた。
フッと顔を上げると遠くから人が近づいてきていて、ある人の肩のタオルはSMAPのツアー「Mr.S」の文字が。あー、SMAPファンの方なんだなーと思っていると、また右からは「we are SMAP」のペンライトを持った方が、そして左からは「GIFT of SMAP」のタオルを持った方がどんどんやってくる。そして皆さん楽しそうに、中にはちょっと照れくさそうにしている方もいて、あー、皆今日の新しい地図を見に来たファンなんだなと思った。そういう人がどんどん増えてきてファンの多さにびっくり!
カラオケブース、本当に楽しいから氣志團万博に参加する人はぜひ覗いてみてほしい。本物のライブくらい盛り上がっている時もあるから。
そういえばこの年のDJダイノジもSMAPの曲をたくさんかけていて盛り上がっていたな。やっぱり知っている人が多いもんね、SMAPの曲って。
さて、新しい地図のステージ。
まず、新しい地図の前に、トシちゃんのステージを堪能した私たちはまたご飯食べた後(打首獄門同好会がいっぱい食べてと言ったので何回も食べた)、またYASSAIステージに戻った。
私たちはわりと花道のそばを確保できたんだけど、お客さんの入りがすごくて「もう入場できないらしいよ」と聞こえてきたけど本当だったのかな。あと「氣志團万博始まって以来の観客数の多さ」とも。
確かに私が経験した中ではダントツで一番お客さん多かった。男女も、年齢層も、服装もバラバラで、今回他のアーティストを見に来たファンも「いや、絶対この3人は見るっしょ」と集まってきたのがよく分かる。そりゃ見たいよね。
SMAPの頃から、「一生のうちに一回見たいのはSMAPかな」っていう人、SMAPファンじゃなくても私の周りには多かった。SMAPの頃はファンクラブ会員しか見に行く事難しいし(会員でも行けない事あるし)、今となっては見に行けない。新しい地図も、コロナ前は72のスタジオライブがファンクラブ会員向けに募集されてたけど、一般の人が見る機会はそうそうないだろう。
歴代の氣志團万博参加アーティストの中で、間違いなく知名度ナンバーワンの3人であり、観覧希望者が多かったのも間違いない。
煽りVが流れて、そこに3人が写った時点でどよめく観客たち。
そしてものすごい人の海が見守る中、ライトアップされたステージからせり上がってきた3人。
「ぎやあああああああ!!!」
地鳴りみたいな、何万人かの、言葉になっていない歓声。
3人の白い衣装が発光してたように見えたのは、ライトの反射だけではなく、間違いなくオーラによるものだろう。
1曲めの「#SINGING」が始まってすぐに会場中が完璧なPPPHをやっていたの見て鳥肌が立った。
3人になってからは地上波の音楽番組に出ていないので、あの場所にいた人は曲をほとんど知らないはず。
なのにあっという間に自分たちのペースに持っていける3人とそのファンの方たち、そしてライブを全力で楽しもうとする観客の熱量に感動してしまう。
周りを見回すと、本当に性別も年齢も関係なく、あの場所にいた皆がキラキラした顔でステージを見つめていた。
これまで日本中のドームで何回もライブを行ってきた人たちだから、ステージの見せ方がすごすぎる。あと、人生において本当に2回しか経験した事ないんだけど「かっこよすぎる人見た時の涙」が出た。あの涙って、何?感動の一種?
テレビでよく、ビートルズやマイケル・ジャクソンのステージを見た観客が失神している映像が流れるけどあれに近いと思う。
歌も踊りもかっこよかったんだけど、草彅さんのMCで私は一番胸がぎゅーっとなった。
それは、後方のお客さん達に向かって言った一言。
「本当に後ろも見えてるからね!」
一瞬、リップサービスみたいに聞こえるけど「この人には本当に見えてるのかもしれない」と思った。スーパーアイドルで培った特殊能力かもしれない。リップサービスでも、本当でもどっちだって構わなくて、草彅さんがこの言葉を言った後、後ろの方からまた「ぎゃああああああ」と大きな歓声が聞こえてきたんだからそれで十分。
その後も草彅さんは客席に向かって「後ろの笑顔も見えてるよ!」「笑顔が素敵!」と声をかけていた。
香取さんが「踊ろうかーー!」と声をあげれば「ぎゃああああ!!」
稲垣さんが花道を歩いてきたら「ぎゃああああ!!」
草彅さんがギターを持てば「ぎゃああああ!!」
とにかく会場中盛り上がる盛り上がる。
フェスって3人のファンだけじゃないし、氣志團万博ってロックフェスだけどなんなんだろう、この圧倒的なオーラ、多幸感、会場の一体感。
スーパースター、としか言いようがない。
ライブ中のMCでも、氣志團万博終了後のななにーでも「僕らのファンは多分フェスに来るのが初めての人多いと思うから心配」と気遣ってらしたけど、私が見る限りめちゃくちゃファンの方楽しんでいたと思いますよ。カラオケブースも含めて。
気持ちいい風が吹き抜ける中、「雨上がりのステップ」を歌い終えた3人は舞台から去っていった。一番最後に香取さんが「愛してまーす!!」と叫ぶと、このステージで一番の「ぎゃあああああ!!!」が聞こえた。あの場にいた皆、3人に恋してたんだと思う。
3人がステージ去った後も周りから「すごかったね」「かっこよかったね」って声がたくさん聞こえてきたなー。
もしかしたら、新しい地図になってからの歌はあまり知らないという方もいるかもしれないけど、ぜひ聴いてほしい。
本当にいい曲が多い。
私が一番好きなのは、このライブでは歌われなかったけど「地球最後の日」。
4分少しの曲で、まるで映画みたいな世界観がある。ピチカート・ファイヴの小西康陽さん作詞作曲で大名曲。
映画「クソ野郎と美しき世界」のエンディングテーマで、映画館出た後速攻ダウンロードした。
この日は日差しが強くて、1日中歩いたし、かなり疲れていたはずなんだけど、このステージを見たらめちゃくちゃ元気になった。なんかキラキラした物が細胞に入っていってエネルギーチャージされた感じ。
色んなジャンルの垣根を超えて楽しめるのがフェスの醍醐味だと思うんだけど、氣志團万博はその幅が本当に広い。
あとお客さんたちの楽しむ気持ちがすごい。
2017年の氣志團万博オープニングアクトが、レイザーラモンRGさんの細川たかしモノマネ(こぶしたかし)で、「北酒場」歌ってる時に PPPH 起きた時は本当爆笑した。
RGさん本人も「北酒場で PPPH が起こるなんて歴史的な事です」と話してた。
氣志團万博って楽しい。来年はいけるといいなあ。
あと氣志團万博の会場の近くでタクシーに乗った時、タクシーの運転手さんに「袖ヶ浦ってどんな街なんですか?」と聞いたら
「袖ヶ浦は普段は何もない街なんですよ。
でもね、氣志團がここで万博をやるようになって街を盛り上げてくれてねえ、毎年お祭りみたいになって本当に感謝してる。」と話してくれた。
私も、氣志團万博に感謝している。楽しい事を色々教えてもらったから。
2019年の氣志團万博の締めは「明日があるさ」の替え歌だった。その中で翔やんは
「生きてりゃ嫌なことあるけれど 好きなことあれば大丈夫 君の好きに 君の好きに 俺たちはなりたい」
と歌ってくれた。私は気分が沈んだ時に何回も氣志團万博のWOWOWの録画を見てるよ。
翔やんは今年の中止で貸しイチと言っていたけど、きっと来年は10にも100にもして返してくれることだろう。
あの街で、あの海で、氣志團万博が開かれるのを、待ってる。
追記:第3弾を書きました。私の愛する岡村靖幸さんのことをメインに。山下達郎さんについても少しふれました。こちらもぜひごらんください。
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