α7ⅳとLA-EA5を3ヶ月使い倒したのでレビューします。 | 双六日録

SONY α7ivを3ヶ月使い倒したのでレビューします【ILCE-7M4】

α7ⅳアイキャッチ お役立ち情報
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皆さんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくださりありがとうございます。

私は写真撮影が大好きで、10年以上SONYの一眼カメラを使っています。
ずっとα7sの初代機を使っていたのですが、今年の夏、α7iv(α7mk4、商品名はILCE-7M4)を購入しました。(以下、α7ⅳと表記)
3ヶ月間、私なりにかなり使い倒したので(数えてみたら3ヶ月で撮影回数26回)実際の写真を使ってレビューを書きます。
先に結論を書くと、本当に買ってよかった!!です。

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α7s、大好きだけど不満なところ

メインで使っていたカメラはα7s。ものすごく気に入っていてこれからもα7ⅳとあわせて使っていくつもりです。

初代、α7sです。
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他にも、NEX6やEマウントレンズ、α55やAマウントレンズ、ミノルタAマウントレンズもいくつか。
私はカメラやレンズの買い替えはあまりせず(できず)、じっくり使うタイプです。

なぜ新しいカメラを買おうと思ったかというと

α7sのバッテリー(Wバッテリー)は沢山もってはいるものの、バッテリー持ちが著しく悪い

バッテリーが消耗品とはわかっていますが、ひどいと50%くらいからいきなり0%になって落ちることもある。寒い時の動画撮影がとにかく持たない。

α7sの写りは大好きだけど、AFに不満がある。

α7sのAF方式がコントラストAFで、素早く動く被写体向けではないのはわかっているけど、ライブ撮影でどうしても困る部分が出てきた。

手ブレ補正がほしい

いくら写りが良くても、手ブレしているとどうしても気になる。現在のSONYの一眼はほとんどボディ内手ブレ補正ついているのでいいなーと思っていました。
特にAマウントレンズは1本も手ブレ補正がついていないので、ボディで効いてくれるとありがたい。

α7sの画素数1200万画素だとトリミングに限界がある。

暗所に強いα7s、画素数少なめで光を取り入れる量を多くしているのはわかるのですが、1200万画素だと、どうしてもトリミングで自由がきかない場面がありました。

4k動画に挑戦したいな・・・

α7sでも4kは撮れるのですが、SDカードに保存できないので別売りのレコーダーをカメラに取り付ける必要があります。このレコーダーが高いのであまり現実的ではないんですよね。

α7ⅲではなくα7ivにした理由

まあα7s買って10年くらい経つし、新しいカメラ見てみようかなと思い調べると、やっぱりα7ⅲとα7ⅳで比較することになりました。価格差は約8万円。・・・大きい・・・8万円。
α7ⅳにした理由は大きく3つ。

動画時も瞳AFが効く

動画って静止画よりも撮り直すのが難しい。できる限り成功率を上げたい。
動画撮影時に瞳AFが効けば、ピントが外れる可能性は低くなります。

動画記録29分の壁がなくなる

基本的にSONYのコンパクトデジタルカメラは一眼カメラは、動画撮影から29分で強制的に1度ストップされ、もう一度録画ボタンを押すと録画を再スタートできます。
ビデオカメラ、いわゆるハンディカムは1時間でも連続して撮影できます。
静止画メインのカメラと、動画メインのビデオカメラの一番大きな違いです。
α7ⅳなら、なんと!30分以上の連続撮影ができるのです。29分の強制ストップがかかりません。
SONY α7ⅲ ヘルプガイド 連続撮影時間 29分の記載あり
SONY α7ⅳ ヘルプガイド 連続撮影時間 環境温度によって短くなることはあるものの60分の記載あり
カメラのキタムラさんのレビューがわかりやすいです。

しかもα7ⅳだと、録画中は液晶画面に赤枠が表示されます。
「え?知らないうちに録画止まってたんですけど」という大ミスを犯したことがある私。
この機能はかなり魅力的でした。

動画撮影時の赤枠説明
動画撮影中の赤枠表示はこんな感じ。「記録中の強調表示」をONに設定すれば表示されるようになります。

α7ⅳなら、Aマウントアダプタ LA-EA5を使えば高速AFが使える

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私には気に入って手元に置いているAマウントレンズがいくつかあるので活かしたかったんです。
7ⅲだと色々制約があるみたいだけど、α7ⅳなら高速AFも使える。ボディ内手ブレ補正も効く。
気に入ったレンズはどうしても使いたい!
(α7ⅳとレンズの互換情報はこちらから確認できます)

以上の3点からα7ⅳにしました。

買ってどうだった?→大正解。一つずつ解説します。

3ヶ月使って、全く後悔していません。一つずつ解説していきます。

バッテリー持ち、全く気にしなくて大丈夫!

バッテリーのことだけで言っても、本当に買ってよかったーーーー!
バッテリーを心配しなくていいってなんて楽なんでしょう。
α7sはWバッテリーで、今回のα7ⅳはZバッテリーなので互換性はありません。
α7ⅳに付属のバッテリーは1個なので、予備でもう一つZバッテリーは買いました。
メーカーの仕様書を見ると、バッテリー一つで
静止画撮影可能枚数 ファインダー使用時: 約520枚、液晶モニター使用時: 約580枚
らしいのですが、通常の撮影だともっと持ってる気がします。
1日で1000枚ほど撮った時もバッテリー2つあれば全く不安になりませんでした。
動画はまだ長時間は撮ってないのですが、Wバッテリーに比べたらかなり楽になるのではないでしょうか。

ここまでバッテリー持つと、逆にSDカードの持ち気にしたほうがいいと思います。
ついつい撮ってしまうので。

128GBはあったほうが安心かも。
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※α7ⅳは、購入時にはバッテリーチャージャーが付属していません。
カメラ本体に電池を入れ、カメラ本体にケーブルをさすことで充電できます。
この方式は予備バッテリーを持っている場合、自分で頃合いを見てバッテリーを入れ替えなければなりません。
私はこれを買いました。すごく重宝しています。他社製ですが口コミも好評ですし、今のところ何も問題起きていません。長らく在庫切れでしたが、今は在庫が復活しているようです。

AFの速さ、すごい!瞳AFってなんて楽なの!!

AFの速さ、大満足しています。
カメラって「撮りたい時に、撮りたい物を撮れる」ってことが一番大事だと思うんですよね。
特に私は人を撮ることが多いので、一瞬の表情を逃したくない。
α7ⅳはかなり間に合います。例えば、

ステージ上で、ミュージシャンが一瞬だけ顔を上げた時や

新妻望さん

他の人の迷惑にならないようにサッと撮らないといけない時

叶芽フウカさん

これまではピントが合いにくかった場面でも、かなり合いやすくなりました。

ミレディチャーム 赤城文さん

手ブレ補正、最高!!写真でも、静止画でも、Aマウントレンズでもよく効く!!

まず、動画の時の手ブレ補正の効きがよくわかるのがこちらの動画。
三脚などは使わず、完全に手持ちで撮っています。

私が撮影した動画なんですが、ボディはα7ⅳ、レンズはSEL55F18Zです。

カール・ツァイス を標準レンズとして使える喜び
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このレンズ大好きなんですが、手ブレ補正がついていないんです。
佐古さんのライブを見に行って、あまりに良い歌なのでどうしても撮影したくてその場でお願いして撮らせてもらったのですが、なんせ突然決めたので三脚がありません。手持ちで撮りました。
しかも、これ、4kなんです。(撮り始めて気が付いた)
三脚無し+手ブレ補正機能無しのレンズで撮った動画が、この「たより」です。
(外付けマイクも持っていってないのでα7ⅳの内蔵マイク)
思ったよりもブレてなくてめちゃくちゃ助かりました。
動画撮影中、瞳AFもバッチリ効いていました。
佐古勇気さんの歌、本当にいいのでぜひこの動画見てみてください。

Aマウントレンズも、LA-EA5と組み合わせればAFや手ブレ補正がすごくよく働きます。
しかもこのアダプターにはミラーなどが入っていないので軽いし、安い。その上カメラと組み合わせてAFの測距点が多い!最高!

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LA-EA5+SAL70300G

SAL70300Gと組み合わせた写真はこちら。

眉村ちあきさん

こちらもSAL70300G。

70300G蓮の花

瞳AFで動物の目にもピントバッチリ!

LA-EA5+ミノルタ マクロ 100mm F2.8

大好きなミノルタマクロも、これまでのどのカメラよりも早くAF合いました。
α7ⅳはフレキシブルスポットもジョイスティックで操作しやすいです。(これは人それぞれ好みかな?)
マクロの時は三脚立てた方いいよなと思いつつ、ここまでちゃんと手ブレ補正効いてくれるならある程度手持ちでいけるかも。以下、全て手持ち。

使ったからこそわかるα7ⅳの短所は?

さて、いいところばかり紹介してきましたが短所はなかったのか?
「これ!!」といった短所はないのですが、私がなんとなく感じたことを書きます。
数字では表せないので感覚的な話になってしまいますが・・・。

α7sに比べると、フリッカー現象が出やすいような気がします。
ただ、これは同じ場所で撮り比べたわけではないのであくまで「なんとなく」ですが。
フリッカー現象とは、蛍光灯などの下で撮影すると黒い縞々が出現することです。

フリッカー現象無し

フリッカー現象あり

フリッカー現象

ちょっとわかりづらいですが、黒い横の縞々があるの見えますか?
フリッカー現象は、シャッタースピードを早くするとでやすくなり、特に電子シャッターだと影響を受けやすくなります。α7ⅳの「サイレント撮影」の時にでやすくなるということですね。

α7s にもこの機能がありよく使っていたのですが、α7ⅳのほうがフリッカー現象が出現する率が高い気がします。
ただ、この現象はシャッタースピードを調整することによってかなり改善されるので、最初何枚か撮ってみて、フリッカー現象出てないか確認すれば大丈夫です。もし、サイレント撮影をオフにしてもいい状況(通常のメカニカルシャッター)が使えそうなら、その方がフリッカー現象は出にくいです。

今回絶賛されている、シャッター幕が降りているからレンズ交換の時にホコリが入り辛くなった機構ですが、サイレント撮影のままだとシャッター幕が降りていないので、これまで通りセンサー面がむきだしです。ご注意を!!レンズ交換する前に、サイレント撮影切った方が安心です。

シャッター幕が降りた状態

気になるのはこれくらいかな?
あとは本当に買ってよかったです!
暗所についてはα7sの方がノイズは出にくいですが、それはわかって買ったので気にしていません。

まとめ α7ⅳ 写真や動画撮影が更に楽しくなるカメラです

α7ⅳ、本当に買ってよかったと思えるカメラです。撮影するのが楽しくなります。
撮りたい瞬間に撮りたいものが撮れるって、こんなに気持ちいいんですね!楽しい。
もし何か質問がありましたら、お気軽にコメント欄にご記入ください。

これまでのライブ撮影をまとめたInstagramアカウントを作りました。

こちらのグッナイ小形さんの写真以降は今のところすべてα7ⅳで撮影しました。
#α7ⅳと入れています。
もっとα7ⅳで撮った写真を見たい方がいらっしゃったらぜひごらんください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。双六問屋でした。

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この記事に登場したミュージシャンの方の記事はこちら。

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