大川直人さん写真展 GOOD TIME MUSICの感想と情報 | 双六日録

大川直人 写真展 【GOOD TIME MUSIC】こんなに音楽が聴こえてくる写真展は初めてでした。

イベント
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皆さんこんにちは。双六問屋です。
見に来てくださりありがとうございます。

発表されて以来心待ちにしていた、大川直人さんの写真展に行ってきました。
期待を大幅に超えて素晴らしくて、会場で涙が少しこぼれてしまったくらいだったのでブログに書きます。

有料の写真展のため、会場内の写真はありません。入り口の撮影可能コーナーの写真のみUPします。UPの許可はスタッフの方にいただきました。ありがとうございました。

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大川 直人さん 写真展 GOOD TIME MUSIC 情報

2022年8月 追記 これからの開催会場が発表されました!!

開催会場が一気に増えましたね!!いつか九州や北海道など、日本全国で開催されるといいなあ。本当に感動した写真展だったので。

2022年7月16日追記 さらに!成増会場限定の写真、アーティストが追加が発表されました!

8月6日から開催される成増会場限定で写真が追加されるアーティスト
・大江千里さん
・渡辺美里さん
・杉田かおるさん
・ドリームズ・カム・トゥルーさん

他の会場にはなく、成増会場だけで展示されるアーティスト
・THE 東南西北 久保田洋司さん

大川直人さん写真展事務局のnoteに詳細情報が掲載されています。
大川直人さん写真展事務局 note 「成増会場『新しい写真』『限定写真』につきまして」

大川さんの出身地でもある成増では、トークショーなど様々なイベントも行われるようです。

2022年5月16日追記 なんと!神奈川会場限定で写真が追加されるそうです

Mr.Childrenの桜井さんと、ゆずの写真!!
しかもこれは、神奈川会場限定なので図録にも載らないそうですから、会場に足を運んで目で焼き付けたいところです。
銀座会場と比べて神奈川と成増の会場は広めでゆったり見られるとのことですし、銀座で見た方ももう一度行って楽しむのもいいですね。(私も迷い中です)

追記はここまでです。以下、写真展の情報を引き続きどうぞごらんください。

大川 直人さん 写真展 GOOD TIME MUSIC とは

カメラマン 大川直人さんがこれまで手掛けてきた、1980年代後半から2000年代くらいまでのアーティスト写真が展示されています。作品数は90点を超え、全てモノクロ写真です。(1点のみ、展示会場に特別にカラー写真あり)

現在は東京都 銀座で開催中。
→銀座会場は5月5日、終了しました。
今後、神奈川県民ホールと東京都 成増アートギャラリーで開催予定です。

神奈川会場
会期:2022年5月31日(火)~6月12日(日)
会場:神奈川県民ホール 第1展示室
住所:神奈川県横浜市中区山下町3-1
時間:平日・土日祝:10:00~18:00
※最終日のみ15:00閉場

成増会場
会期:2022年8月6日(土)~8月11日(木)
会場:成増アートギャラリー
住所:東京都板橋区成増3-13-1 アリエス3F
時間:平日・土日祝:10:00~19:00
※最終日のみ17:00閉場

トーク&サイン会などもあるようなので、詳細は公式サイトをご確認ください。
大川直人さん GOOD TIME MUSIC 公式サイトは こちら
写真展についての大川さんロングインタビューはこちら

※2022年8月 これから開催される会場が一気に追加されました。

全会場共通情報

入場料:2000円 (税込み、図録込み)
詳細は後述しますが、図録が大変素晴らしいです。持ち帰るためのバッグか、本屋さんやレコード店のビニール袋などA4サイズが入る袋(防水、撥水なら雨の日も安心!)を持参することをおすすめします。

電子チケットなども購入できるようですが(電子チケットの購入ページはこちら)
特に予約などはせず、ふらっと行って会場の入り口で現金で支払いもできました。
(私はチケットを事前に買うということすら思い浮かびませんでした・・・)
私のように特に前売りなどは買わず、当日入り口で2000円払って入場した場合は、記念になる半券などはなく、図録のみもらえます。
Twitterでも確認しましたが、現金で支払って問題ないそうです。
ただ、混雑時はチケットを持っている方でも入場規制を行う可能性があるということです。
内容や情報は今後変更になるかもしれませんので、詳細は公式サイトでご確認ください。

写真展や大川さんの在廊のリアルタイム情報について、また会場近辺の美味しいランチまで、事務局の方のアカウントによるツイートの情報が大変充実しています。
展覧会にご興味がある方は一度チェックされてはいかかがでしょうか?
大川直人さん GOOD TIME MUSIC事務局 Twitter
また、写真展についてのQ&Aはこちらのnoteにまとめられています。
大川直人さん写真展事務局 note Q&A

銀座会場 情報&チケットについて(2022年5月5日、銀座会場は展示終了しました。不要な場合下まで読み飛ばしてください)

私は銀座へ見に行きましたので、その情報をまとめます。

あくまで個人的にまとめたもので、情報更新などがあるかもしれませんので、展覧会へ行く前は一度公式サイトを確認なさることをおすすめします。
大川直人さん GOOD TIME MUSIC 公式サイトは こちら

会期:2022年4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)

会場:富士フォトギャラリー銀座

住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目2-4 サクセス銀座ファーストビル 4階

時間:平日:10:30~19:00 土日祝:11:00~17:00 ※最終日のみ13:00閉場
平日と土日で開場時間が違います。ご注意下さい。

地図はこちらです。

富士フォトギャラリー銀座への行き方

最寄り駅は、東京メトロ銀座一丁目駅【7番出口】で、会場まで徒歩2分くらいです。
7番出口を出ると、すぐGINZA TANAKA(宝石店)があります。
GINZA TANAKAを正面にして、右へ進みます。

少し行くと、この風景が見えます。(道路をはさんで右手には銀座コージーコーナーが見えます)
横断歩道を交番側へ渡ります。信号の名前は「銀座通り口」です。

渡り終えたら、左へ。

少し歩くと、もう会場が見えてきます。

到着です。お疲れさまでした。
エレベーターで4階へあがりましょう。

タクシーが呼べるアプリも準備しておくと安心です

タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》

東京に初めて来られる方や、方向音痴で自信がない方(私もです)は、タクシーを呼べるアプリを準備しておくとより安心です。

タクシーアプリ「GO(ゴー)」なら、一番近くのタクシーがスピーディーに配車されます。
配車を依頼すると到着予定時間が表示されるので、待ち時間を有意義に使えます。

オトクなクーポンも配信されているので、この機会にアプリを準備しておくことをおすすめします。

銀座一丁目からの他の行き方、JR有楽町駅からの行き方は、大川さんの写真展事務局の方が写真つきで詳しく解説されています。
大川さんの写真展事務局のページはこちら

この図録、本当にもらっちゃっていいんですか?

A4サイズ。全12ページ。

今回の写真展、入場料が2000円ということで迷っている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ行くことをおすすめします。
展示がいいのはもちろんですが、その2000円にこの図録も含まれているからです。
この図録が素晴らしくて、「これ、無料でもらっていいの??」と思ってしまう出来栄えです。

図録とは、展覧会で展示されていた作品が記録されている資料のこと。
展覧会によって、コピー用紙に文字が印刷されただけのシンプルものが無料でもらえたり、厚い資料集のようなものが有料で販売されたりなど様々です。

今回の図録は、表紙、裏表紙合わせて全12ページ。
展示されている90点以上の作品が収録されています。
家に帰ってからもいつでもこの素晴らしい写真を眺めることができます。宝物にしたくなる図録です。
図録の最後に書いてある大川さんの言葉に共感しました。私がレコード好きなのは、ジャケットが大きいという理由もあります。

図録は袋に入っていない状態でもらいますので、A4サイズが入るバッグや袋(防水や撥水ならさらに安心)を持っていくことをおすすめします
私は小さいバッグしか持っていっておらず、しかも雨。ジャケットの内側に図録を隠しながら歩き、なんだか怪しい人になってしまいました。

こちらの図録ですが、事務局の方がオークションサイトでの転売はしないように呼びかけていらっしゃいます。


こちらの写真展は大川さんが各アーティストの方にコツコツ許可を取り、やっと実現したとインタビューで話していらっしゃいます。
(インタビューはこちら)
くれぐれも図録の転売、購入はしないようにしましょう。

GOOD TIME MUSIC 感想

フイルムカメラのイメージ

めちゃくちゃ見に行ってよかったです。感動したし、楽しかったー。
こんなに音楽が聴こえてくる写真展は見たことがありません。
私が入場した時、本当に偶然、岡村ちゃんの「カルアミルク」が流れてきてびっくり。
私は岡村ちゃんの大ファンなのですごく嬉しかったです。歌詞付きの曲、しかも邦楽が流れている写真展ってすごく珍しい気がしますが、この歌たちが展覧会とあう、あう!めちゃくちゃ楽しい。
もうね、歌と写真があの時代に一気に戻してくれます。

おそらく今、アラフォー、アラフィフの方たちが夢中で音楽雑誌を読んでいた時代。
YouTubeもサブスクもなく、必死で音楽を聴こうとしていたあの時代。
当時のアーティスト写真が一挙に展示されています。
「この写真まで大川さんだったの?!」と驚くほど。

EPIC SONYの黄金期は大川さんの写真とともにあったと思います。
あの、渡辺美里さんのeysの写真が生で見られたこと、嬉しかったなー!!

アーティスト:渡辺 美里
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もちろん、今回の写真展はアラフォー、アラフィフ向けだけではありません。
好きなアーティストの約20年前の写真を見ることができるのも楽しいですよ。
展示されているアーティストは公式ホームページに掲載されています。下にスクロールしていくと「ARTIST CONTENTS」があるのでそちらで確認できます→大川直人さん公式ホームページ

今回、展示されている写真はだいたい1980年後半から2000年代前半のものがメインです。
展示されている写真はデジタルではなく、すべてアナログ(フイルム)で撮られています。
RAW現像も、Photoshopによる修正もありません。
白黒で、ポージングもわりと静かなのが多いです。
だからこそ、写真の持つ力がまっすぐに伝わってきます。
そのアーティストが「どんな人間か」が隠しようもないほどこちらの心に入ってきます。

シンプルなのに、伝わってくるものがとてつもなく大きい。
これはやっぱり、最近の写真展にはないパワーかもしれません。

写真展の会場にはBGMが流れています。ただ、流れている音楽はそれだけではありません。
大川さんの写真を見ていると、その時代に自分が聴いていた歌が心の中で流れてきます。
たとえば、渡辺美里さん「GROWIN’UP」、BARBEE BOYS「目を閉じておいでよ」、REBECCA「フレンズ」・・・こんなに心の中で音楽が流れてくる写真展は、後にも先にも一度きりでしょう。
いやー、この体験は生まれて初めてだったので色んな人に経験してほしいです。

特に印象に残ったアーティスト

今回の写真展で、特に私が印象に残っているものを紹介します。有料の写真展なのでネタバレしないように少し触れる程度に。
あと、冷静に見られないので岡村ちゃんは抜きにしましたが、最高にいい表情だったのでベイベの方はお楽しみに。

吉井和哉さん(THE YELLOW MONKEY)

撮影の時期としてはSO YOUNGの時くらいのロビンかな?違ってたらすみません。
「ああ、ロビンの左手の美しさよ・・・」という思いにひたらせてくれました。色気がすごい。

安室奈美恵さん

安室奈美恵さんの写真については、大川さんご本人がお話されている動画もありました。

ちなみに、この中で話している8×10というのはこんなカメラです。(カメラの型番はわかりませんが、イメージとして参考になればと思います)

カメラのキタムラ
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A4サイズくらいのフイルムを一枚一枚差し替えて撮影するので、手間と時間が通常の一眼レフカメラの比ではありません。ただ、写りは素晴らしいです。これこそ、デジタルではなく写真展で見る写真かもしれませんね。

8×10の撮影を30分で済ませて、10枚の中からあの1枚が生み出されるって本当に神業だと思います、大川さんも安室ちゃんも。何度も言いますが、修正もナシです。
安室ちゃん、美しいですね。安室ちゃんの写真が見られる貴重な機会に立ち会えてよかったです。

郷ひろみさん

むちゃくちゃかっこよくてびっくりしました!
いや、すごい人だとは知っていたのですが、こんなにかっこいい事を存じ上げなかったので写真を見て驚きました。やっぱり一線で長く活動している方ってとんでもなくかっこいいんだな、きっと。

尾崎豊さん

尾崎さんの瞳のきれいさに吸い込まれそうでした。
尾崎さん、吉川晃司さん、岡村ちゃんの仲良し同級生トリオが一つの写真展に揃っていることも嬉しい。(しかもBGMは3人の友情をテーマにした『カルアミルク』)
そして、尾崎さんの隣に展示されているのはあの人です。これは、ちょっと胸と涙腺にきますね。
並べ方で感動が増幅されるのも写真展の醍醐味です。

NOKKOさん(REBECCA)

今回の写真展の中で、キュートな表情圧倒的ナンバー1!!
このキュートさ、あの歌唱力・・・REBECCAもう一回聴き直します。

そして、忌野清志郎さん

いやー、清志郎の写真・・・。これこそ、今回私が会場で涙した写真です。
「清志郎が、生きてる」って思って涙が出てきたんです。
大川さんの写真の中で、清志郎すっごく楽しそうなんですよ。清志郎、タイマーズ、HIS、どの清志郎もチャーミングでした。
今回、写真展で唯一撮影可能なのが入り口にあるタペストリーです。

写真展に行った方は、この裏のチェックも忘れずに。
その写真こそが、今回の写真展で唯一のカラー写真です。

会場を何周もしてはこの写真に戻ってまた見直しました。
私はたまたま大川さんとお話ができたのですが、このカラー写真について「ファンの方が喜ぶかなと思って。」とおっしゃっていました。私はそれを聞いてまた涙が出てきそうになり「喜びました」という変な返事をしてしまいました。私が一番好きな写真はこれです。

まとめ 写真展、ぜひ会場でみることをおすすめします。トークショーもあるそうです

この写真展はこれから他の会場も巡回します。今のところは神奈川県民ホールと成増アートギャラリーが予定されているそうです。
大川さんとお話したところ「スージー鈴木さんとのトークショーもお楽しみに。スージーさんが書いた本、僕も読んだけど、ちゃんとファンの目線で書かれていてすごく面白いんだよ。」とのことでした。私も読んでみようと思います。

著:スージー鈴木
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この本の帯に書いてある、佐野元春さん、渡辺美里さん、BARBEE BOYS、TM NETWORK、岡村靖幸さん、全員今回の写真展に展示されていました。大川さん、すごすぎ。

ちなみに家に帰ってきて調べてみたら、私が生まれて初めて買ったアルバム、渡辺美里さんの「ribbon」も大川さんの撮影でした。私の大切な作品を作ってくれた人に、こんな風に時間を超えて会えるなんて、生きてみるもんだな・・と感じました。

あの歌が流れるあの会場で、素晴らしい写真を見てみませんか?
GOOD TIME MUSIC、おすすめです。

今後の予定やトークショーについての詳細は、大川直人さん GOOD TIME MUSIC 公式サイト→こちら
会場や在廊についてなどリアルタイムの情報については大川直人さんGOOD TIME MUSIC 事務局公式Twitter→こちら
今回の写真展について、大川さんご本人によるロングインタビューは→こちら

渡辺美里さんの10yearsにかけて、大川直人さんには「あれから40年も この先40年も」撮り続けてほしいと思った写真展でした。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
双六問屋でした。


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